卒業検定 その2

              

前日の教習で自信を喪失したまま、重い足取りで二輪控室に向かいます。しかも、あいにく天候が微妙で今にも雨が落ちてきそうな感じで、重い心をさらに重くするのでした。

  • 二輪控室にて

今日は日曜日なので検定受験生が多いようです。
前回は4名でしたが今回は私入れて6名です。

少し早く控室に着いてしまったので人間観察を(笑)。

エントリーNo.1 Aさん(50代前半男性)
エントリーNo.2 Bさん(10代後半男性)
エントリーNo.3 Cさん(30代後半男性)
エントリーNo.4 Dさん(20代前半男性)
エントリーNo.5 Eさん(10代後半男性)

私以外の受験生はこの5名。
AさんとBさんは教習で何度か一緒になったことがあったようで、親子以上の年が離れているにもかかわらず仲良く話しています。
どうもBさんは自動車整備の専門学校に通っているらしく、四輪の免許を取ってすぐ、大型二輪の免許を取りに来たらしい。
お二方とも、私は初対面でした。

一方CさんとDさんとは、シミュレータで一緒になったことがありましたが、お互い話しかけるでもなく。

Eさんは私と背格好はさほど変わらない感じの、男性としては小柄な方でした。こちらも初対面。

ということで、検定員を待つ二輪控室では、AさんとBさんが話す声だけが聞こえています。
しかもこのふたり、声でかい。。。。まあ、気がまぎれるというものですな。

  • 検定員登場

今日の検定員はWさん。
そう、私が第1段階の教習で怪我をしたときの担当教官でした。

この方は前回のNさんと違って緊張感はほとんどないのでそこはほっとしました。

前回同様、検定の説明があり、最後に検定順とコースが発表されます。

以前のエントリーでも書いてきましたが、私はまともに2コースを練習していません。
前回の検定時に、私の教習簿に「1コース1号車」とメモ書きがあったことをみていましたので、コースは1コースだろうと高をくくる私。

し、しかし。
まさかの2コース。。。。。

焦る私。

走行順は5番目。

ちなみに、6番目の方は小柄なEさんで、なぜか彼だけ教習車をNC750Lではなく、以前の教習車、CB750にてやるそうです。

私が教習所に入学したのが5月ですが、確かちょっと前(4月かな?)から我が教習所でもNC750Lに変わったようです。

想像するに、EさんはCB750で教習を受けていたに違いない。
私は一番初めの引き起こしの時しかCB750には触れていないので、乗った感じがどうかはわからないけれど、NCのほうが軽くなり乗りやすくなったというのは聞いていました。
NCでも十分重いじゃないかと思っていた私にとっては、CBの頃に入学しなくてよかったと思ったもので。。。

そして検定車は私の愛車1号車。
当日、10号車から変更になったらしい。事情は分かりませんが。。。

ほっと胸をなでおろしているとDさんが質問を。
「教習の時に、1号車は乗るなって言われてたんですが、大丈夫ですか?」

・・・それはねDさん。
もしかして、私と同じ時間に教習を受けていた時にいわれたのではないですかね?
私が1号車に乗れるように、ほかの教習生にとられないように、教官が配慮してくれていたところがあったのですよね(通常バイクのカギは刺しっぱなしで置いてありますが、私の教習の時は担当教官がカギを持っていた時がありました。。。)

そのほかに、あれこれAさんが検定員を質問攻めにしていました。
前回の時は4人ともだまーーーーって聞いていたこともあり、ピリピリした空気感でしたが、今回はなんとなくAさんのおかげで控室の雰囲気が和むというか、緊張感が少し緩んだような気がしたのでした。

  • 待機中

待ち時間にすべきことは、2コースを必死で覚えることでした。
コースを間違えても減点にはなりませんが、正規コースに復帰するまでの時間が余計にかかりますし、もちろんその間も採点の対象になります。
何よりコースを間違えないように不安を持って走ることで、合図や確認のし忘れなど余計な減点項目が出来そうで・・・。

そんなこんなでコース図とにらめっこしている私。
そこに走行順1番で、緊張感から解放されたAさんが戻ってきました。

どうやらAさんは自宅が北海道にあり、単身で東京に来ているらしい。
すでにバイクはハーレーを購入しており、北海道に戻ったらすぐに乗れるので楽しみだといっていました。

私は卒検合格前にバイクを購入する勇気はなく・・・この辺の話はまた別途書きます。

とにもかくにも、緊張をほぐす、たわいもない話ができたことはとてもありがたかったのでした。

  • 検定本番

さて、いよいよ私の番。

昨日さんざんできなかったクランクを通るときは本当に緊張しました・・・慎重に、慎重に通りました。
「明日はできるよ」という、昨日のY教官の言葉が真実になった瞬間でした。

一本橋、スラローム、波状路、急制動。
とりあえず、検定中止にはならずにすみ、無事に完走。
タイムはわかりませんが、あとは発表を待つのみです。
望みをつないで、二輪控室に戻ります。

結果発表編に続く。

卒業検定前補講

              

前回のとおり、卒業検定に落ちてしまったため、補講1時間を受けなければなりません。
2回目の卒検前の様子をまとめました。

  • 補講

教官はおなじみのTさん。
チャイムが鳴り、名前を呼ばれます。珍しく今日はマンツーマンではなく1:2での教習です。
補講だからむしろマンツーマンでみっちり復習項目(前回指摘された不合格項目)をやるのかと思っていたのでちょっと拍子抜け。

「戻ってきてしまいましたねー」
と、T教官に苦笑いで言われ、私も苦笑い。
もうひとりの教習生Rさんは普通に第2段階のみきわめ前の方のようでした。

今日はいつものように1コースを走る練習。
1回目がRさん→私→T教官の順番、2回目は順番を変え、私が先頭で走ります。
Rさんが普通にできて、私ができなかったら恥ずかしいな~とか思うと少々プレッシャーがかかります。
(一応、2段階のみきわめ通っている身ですからね・・・)

特にクランクとスラロームでは、冷や冷やしながらもなんとか通過。
大きな指摘事項なく、補講は終了。

T教官:「今日くらい検定でできればいいんだけどね・・・」

は、はい。。。。。

  • 予約

再度卒検の予約をしなければなりません。
最短では2日後・・・に受験可能でしたが、どこか不安の隠せない私。

卒検は実施日の12時からと決まっています。
私としては、
「卒検実施日の11時から1時間自由教習(法定で定められたものではないので有料ですが、練習で乗らせてもらうことができます)をする」→その感覚が残ったまま卒検に臨む!
というのがまさに理想的なスケジュール!

しかしそんなにうまく事は回りません。

仕事の予定の関係もあり、結局5日後に自由教習を入れ、次の日(6日後)に検定ということにしました。
前日に練習できれば自信が少しはつくだろうということで。

  • 自由教習

自信をつけるために申し込んだ自由教習。
教官はおなじみのYさん。

マンツーマンにしていただいたので、不安なところを重点的に取り組む時間にしたい、ということでリクエスト。
課題系(S字クランク、スラローム、一本橋、波状路、急制動)を繰り返し実施。
そのなかでもクランクとスラロームに時間をかけて取り組みました。

スラロームはよくなりました。タイムは欲を言えばもう少し短くしたいところではありますが、安定してこなせるようにはなりました。

し、しかし。
クランクで失敗。

何度かやったものの、一度失敗するとその失敗をひきずってしまい、
失敗するイメージしかみえなくなって、また失敗するというまさに負のループ。

結局、自由教習の間にできるようにならないまま終了。

せっかく前日に自信をつけにきたはずなのに・・・
補講の時はできてたのに・・・

教官からは、逆に明日はできるよ、というわかるようなわからないような?励ましを受けたものの、
どっぷり凹んで帰ったのでした。

卒業検定 その1

              

卒業検定その1です。

その1があるってことはその2もあるのか・・・
と思われた方、正しいです。

そう、案の定?落ちてしまったのであります。。。(泣)

ちゃんちゃん。

・・・失意のあまりそこで終わりにしてもいいのですが、それも記録としてどうなのよ?と思わなくもないので、一応検定の一部始終を書いておくことにします。

~~~

8月某日(月)晴れ 気温33度

11:45 集合

二輪控室に集合。
受験生は私含め4名。私以外は男性です。
みな無言でテキストをみたり、携帯をいじったり、そわそわ検定員が来るのを待ちます。

12:00 検定員登場

N検定員登場。
このN検定員、私、苦手意識ありまくりの方でして。

苦手意識の理由は・・・(ちょっと長いです)

初めてお世話になったのは1段階のみきわめのとき。
本来みきわめの段階では各項目(一本橋・スラローム・S字・クランク・坂道発進・急制動(30km制限))ができているかどうかをチェックするわけですが、劣等生のワタクシはみきわめの時間になってもまだS字クランク、坂道発進の項目が終わってなかったのでした。
教習所によっては、その時間の項目ができていなければ「復習項目」として、教習簿にハンコを押されない(=次の時間もその復習項目をやる)という流れであると思います。実際、私が10数年前に四輪免許をとったときの教習所はそうでした。
ところが我が教習所では、いったん(できててもできてなくても)その時間のハンコはもらえるのです。
とはいえ、当然私のような劣等生は最後のみきわめで不良の扱いになり、何度もみきわめ→不良→みきわめ・・・となるわけです。

正確にいうと今日のN検定員は「みきわめ2回目」のときの担当だったのです。
みきわめ2回目といっても、項目終わってないのですから、実質は新しい項目を新たに習う時間になるはずなのですが、N検定員はろくに私の教習簿をみていなかったようでして、
「はい、みきわめ2回目ね。前回は、どこがダメって言われましたか?」
しょっぱな、そう聞かれたわけです。
いやいや、どこがダメって言われましてもね、全項目終わってないので見きわめもクソもないのですよ・・・よく見てくださいよ・・・
といいたいのをぐっとこらえ、おとなしく事情を説明します。

N検定員、明らかに「なにそれ」って顔をしています・・・
はいはい、どうせ遅れまくってますよ・・・・・・・

そのあと、他の指導員に私の進捗を確認後、教習がスタートしたわけですが、とにかく怖いのです。
関西弁だから余計に?かもしれませんが、淡々と注意するその言い方が威圧感たっぷり(に聞こえる)。

そのあと、2段階のシミュレータのときにも1度あたりました。
初回ほどではなかったのですが、それでも苦手意識は正直残っており。

というわけで、この検定員が入ってきたときに私の緊張は150%増しくらいになったのでした。。。

12:30 コースなどの発表

検定の説明終了、コースと検定順、検定車の発表

・検定順
1番目だけは嫌だなと思っていたのですが、順番は4番目。
ほっとする反面、待ち時間に緊張がさらに高まるということもあり、そわそわ。
1番目の人が12:50開始。コース走行がだいたい10分くらいかかるので、入れ替え時間考慮すると私の順番は1時間後くらいなのですね。
な、ながい。。。
ちなみに検定ではウォーミングアップ走行なく、いきなり試験なので待ち時間に運転して体を慣らしておくとかそんなことはできるわけもありません。まさに一発勝負。

・検定コース
1コースでした。心底ほっとする反面、私1コースしかやってないのに2コースって言われても困るから当然よね、という気持ちもあったり。

・検定車
教習で使うバイクには1~10までの番号がつけられています。
教習の時によく使っているバイクほど、自分の感覚になじんでいるわけですよね。
私の場合は1号車でした。
たまにほかのバイクに乗ると、同じNC750Cなのだけど、車体ごとにクラッチの感覚が違って戸惑うのです。
多かれ少なかれみなそうでしょうけれど、私はそもそも一本橋やスラロームのタイムが足りないこと前提(つまり初めから減点覚悟)で受けているので、不安要素は極力少ないほうがありがたいわけです。

発表された検定車は幸いなことに1号車。
おそらく、私のメイン指導員の方が、「1コース1号車」ということで教習簿に書いてくれていたようなのです(教習簿にメモが貼ってあるのがちらっと見えた)。
なんだか配慮してもらってるのかな~と、ありがたいのだけれどなんだかほかの教習生に申し訳ないような気もしていたのでした。

13:45 検定スタート

検定開始場所へ移動。名前を告げると「落ち着いて頑張ってくださいね」とN検定員。
そんなこといわなさそうなタイプだっただけに、ここでもいくばくかの配慮を感じたのでした(勘違いかもしれないけれど)。

ドキドキしながらバイクに手をかけます。
(検定ではバイクに初めに手を触れてから最後に降車して手を離し終わるところまでが採点範囲になります)

1コースは、踏切→S字→クランク→坂道→スラローム→一本橋→波状路→急制動、という項目順。
私の苦手なクランク・スラロームが初めのほうにあります。

S字を通過し、いざクランク・・・あ、ヤバい・・・接触したか・・・
クランクでのミスをあからさまに引きずり、スラロームへ。

スラローム・・・あ、ヤバい・・・接触したか・・・

ここでも思うようにできず。

一本橋・・・落ちはしてないけど、明らかに普段の教習の時より早いよな・・・
波状路・・・落ちはしてないけど、明らかに普段の教習の時より早いよな・・・

一応、完走はしたものの、もう落ちたことはわかりきっていました。

1時間補講を受けてからでないと、検定は受けられません。

あーあ。もうガチガチだったもんなー。
せっかくいろいろ配慮してもらった(と思う)のになーーー。
なんだか、緊張に思いっきり負けた自分が無性に悔しいのでした。

14:00 結果発表

結果は4人全員が終わってからN検定員から発表されます。

最初に私だけ呼ばれます。
二輪控室の外に出るように言われます。

「どうだった?」と、N検定員。
ええ、まあ、見ての通りですよ・・・という感じでしたが、
「ものすごく緊張してガチガチになってしまいました」というと、検定員も苦笑い。

「普段、一本橋何秒くらい?」
※検定では一本橋のタイムは10秒以上となっており、足りない場合は1秒につき5点減点になります

「10秒出たこともあるんですが・・・平均8秒台でした」
「今日は6秒台だったよ・・・」

練習でも6秒台なんて出したことないです。。。びっくり。

「波状路は?」
※検定での波状路目安タイムは5秒以上となっています

「うまくいくときは6秒とかのときもあったんですけど、ダメなときは4秒7とか8とか・・・」
「今日は4秒4だね、練習の時より一番悪かったみたいね」

といった具合で、普段の半分も力が出せなかった、ということであえなく不合格。

さらには、直線での速度未達も指摘され。
直線道路35km指定速度や、急制動の40kmは出ていたようですが、そのほかの道路でももっとメリハリのある運転をしないとダメだと。
「2速のアイドリングみたいだったからさ」
せっかく大型二輪をとるのだから、原付のような運転ではね、ということで。まあごもっともなのです。
さらには緊張のあまり、確認作業(ミラー確認のほかに目視での確認を検定員にわかるようにやらないとダメなのですね)でも減点をされていたというなんとも勿体ないことになっていたのでした。

受付で補講の予約をとるように言われ、控室に戻ると、他の3名の合格発表が。
わかっちゃいたけど、結構きついなー。自分だけトボトボ帰るというのは。。。。

補講の予約は1週間後。
クランク・スラロームをもっと自信持ってできるようになること、一本橋・波状路のタイムをもう少しのばすこと・・・指定速度のない直線でのメリハリのある運転・・・
結構、合格までの道のりは遠いような気がして、しょんぼり家路に向かうのでした。。。

補講編に続く。

第2段階をまとめて~その2

              

2段階その1からの続き。教習もいよいよ後半戦に突入します。

  • 項目13~15:危険予測(シミュレータによるケーススタディなど)

交差点で起こる特徴的な事故パターンをシミュレータで体験するというもの。

  1. 直進するバイクが対向右折車と衝突する事故(大型車によって前方の視線が遮られ、対向右折車が見えなかった)
  2. 直進するバイクが左折する大型車に巻き込まれる事故(左折する大型車の死角に入っていた)
  3. 見通しの悪い交差点での出合頭事故(徐行/一時停止をしなかった)
  4. 対向車が進路を譲ってくれた際の事故(対向車の影から直進車が出てきた)

などなど。

実際に我が教習所でも、大型二輪免許取得1年未満の25歳男性の死亡事故があったとか・・・。
他人事じゃありませんね。
車に乗っていると、バイクや自転車の危なっかしい走行にでくわし、ヒヤリとすることもありましたから。。。

  • 項目16:波状路走行

不等感覚におかれた複数の突起物(高さ5㎝、レーン全長9.5m)の上を立ち姿勢で通過するというもの。
一本橋が終わった後に、1速のまま走行していきます。

この項目は、優秀な教習生はすでに1段階のときにやっている・・・ものですが、私は1段階オーバーしまくったのでもちろんやるのは今回が初めてです。

着座姿勢で通過する一本橋が終わったらすぐに立ち姿勢を取らなければならないのですが、初めこの「立つこと」が怖かったです。
教官から「なら座ったままで初めやってみよう」といわれ、何回か座りながらチャレンジ。

でもやっぱり座りながらもなんだかんだで怖いので(笑)いつの間にか立つことにあまり抵抗はなくなっていきました。

この波状路、結構コースを外れたりエンストしたりする人が多い項目だそうですが、私は一度もエンストはしませんでした・・・が、通過目標タイムである5秒以上の壁は案外厚かったです。
ニーグリップしながら、半クラッチと必要に応じてリアブレーキを使って進んでいくのですが、半クラッチがうまく使えないとタイムがのびないのですね。。

  • 項目17:2段階みきわめ

結局、2コースを走ることなくみきわめの時間に。
1コースを私が先頭になって一通り回り、後ろを走る教官にみきわめをしてもらいます。
みきわめに受かるとそのあとは卒業検定になります。

とはいえまだ2コースやっていないし、そもそも1段階の時に延長してますから、きっと今回のみきわめもダメだろうと思っていました。
ところが、、、

「どうする?ハンコおそうかな~。どうしようかな~」と教官。

「えー、卒検自信ないので、あと2時間くらい練習を・・・」と言ってみるものの、

「まあ、いってみよう!検定の雰囲気を味わうのも必要だ」

ということで、みきわめOKのハンコをいただいちゃいました。

結果、2段階はなんと、延長なし!
我ながらびっくりの結果となったのでした。

そして帰りに検定の予約を入れに受付へ。
我が教習所は、検定実施は奇数日の12時からと決まっており、直近の実施日は2日後。
あんまり間があいてしまうとますます自信がなくなりそうですので、2日後の予約をしたのでした。

2コース結局やらなかったけど、いいのかな?という不安を胸に帰宅。
コース図はもらってるし、やる項目は変わらないのだけど、慣れたコースのほうが安心するに決まってますから、2コースが検定であたらないことを祈るばかり。。。

検定編に続きます。

第2段階をまとめて~その1

              

我が教習所では、第2段階からゼッケンの色が黄色から青色になります。

第2段階は交通法規に基づき応用走行、という時間。
つまりはもう、一通りの技能はできている、という扱いなわけですね。
1段階のときの私が「青いゼッケンのひとはすごいんだ」という目で見ていたのと同じことを、今度は1段階の人たちが私に対して思うかもしれないわけですね。こりゃあプレッシャーだ。

2段階の標準時限は17時間。
1段階の標準が14時間ですから、新しい項目はほとんどないにもかかわらず、こちらのほうが時間は長いわけですね。
まあ、2段階からは1日3時間の予約が可能になりますが。(連続3時間はできないので、どこかで1時間休憩しなければなりません=拘束最低4時間、なので移動含めると半日潰れます)

というわけで、2段階の各項目を軽く振り返ってみます。

  • 項目1:シミュレータ

私、下手したら実車以上にこいつが苦手です。
酔う、というところまではいかないですが、中央線までの感覚がわけわからなくなるというかですね。
同じ時間に受講した教習生が私含めて3人いましたが、、、若いお兄ちゃんはやはりうまいですね。ゲーセンで慣れてるせいもあるのかも・・・とか思いながらみてました。

  • 項目2~8:コース走行

自動車学校のコースを走る練習です。
コースは1コースと2コースとあり、「卒業検定ではどちらがあたるかわからないので両方練習するけど、まずは1コースを完璧に覚えましょう」、ということでひたすら1コースを練習。
走るコースがあやふやだと、そちらに気を取られ運転に集中できないと困る・・・と、とたんに不安になる私。
幸い、教官によるコース走行DVDを無料貸し出ししてくれたので、借りて何度もみて、コースを必死で覚えました。

  • 項目9~10:カーブ走行

教習生は私と、シミュレータで前に一緒になった若いイケメンくん23歳。

この時間はコース走行はほとんどやらずに、カーブの練習です。

カーブの走行速度は時速20km以下でと習っています。
しかし、この練習では時速30kmでブレーキをかけることなく曲がることが求められます。

教官:「過去にこの練習で、反対車線飛び出して向こうのフェンスまでいっちゃった人がいるんで気を付けてくださいね~」

それをきいておびえる2人。

「無理だったら25kmでもいいから~、とにかくいつもよりも頑張って少しスピードだしてみて!」

というわけで、教官→私→イケメンくんの順でカーブを曲がります。

一度怪我しているので、また病院送りは勘弁願いたい私。
というわけで、ビビりな私は初めから25kmを目標にすることに決定します。
(ちなみに通常は15~6kmまで落として曲がっています)

感想。
きゃあ、こわいこわい。

しかし結局、そのときは23kmくらいしか出せず・・・で教官がやや苦笑いしてたような気もしましたが。
この教習の目的である「普段よりプラス10kmくらい上げて曲がると結構怖いから、速度は抑えて曲がりましょうね~」ってことは無傷で(←私的にはここ重要)体感できたので、項目としては無事にクリアしましたとさ、ちゃんちゃん。

  • 項目11:急制動

1段階のときも項目としてはやっていますが、そのときは時速30km制限でした。
2段階では時速40km制限で、指定位置から路面乾燥時11m、湿潤時14mで止まることが課題です。

まずは制動距離にとらわれず、時速40kmを維持する練習から。(なにしろ初めて40kmまで速度を上げる、ということなので)
ビビりな私はなかなか40kmを維持できず、しかもブレーキのタイミングが早くなってしまい何度もやり直し。

教官からは、「1速から2速、3速にあげるなめらかなギアチェンジができていないので、3速40kmになったと思ったらすぐにブレーキ操作をしなければならなくなってしまっているのが悪い」と指摘を受け、早い段階で3速40kmにあげられるように練習をしていきました。

このあと、模擬追突体験もしました。
別々の走行位置を指導員と同じ速度で、適当と思う車間距離を保って走ります。
指導員が途中急停止するので、そのとき追突しないようにしてこちらも急停止する練習です。
車間距離が短かったり、ブレーキ操作に手間取ると追突の危機が・・・(隣の車線走ってるので実際にはもちろん追突しないわけですが、教官に並んでしまったり、超えてしまったらアウトなわけです)

現実にはまあ、どこかであの教官止まるぞっ、と思いながら走ってますので、すんなり止まることができたのですが・・・やはり車間距離は大事ですね、という体験でした。

  • 項目12:回避

赤上げて、白上げて、赤上げないで、白下げない♪
じゃないですが、教官が赤と白の旗をもっており、

  1. 赤の旗をあげたら左へ走行
  2. 白の旗をあげたら右へ走行
  3. 両方あげてたら中央で停止

という練習です。
指示速度は40km。教官は30m先に立っており、旗があがったらその色に従って回避します。

ひととおり説明が終わったあと、

左手に赤、右手に白をもつつもりだけど、左手に白もってたら、どっちによける?
と、いじわるな教官。

まあ本番ではちゃんと左手に白じゃなくて赤もっててくれましたけどね。ほっ。

その2に続く。

復帰後~現在のバイク日記

              

バイク日記、ずいぶん空いてしまったので、怪我後を一気に記録しておきます。

怪我してから、どうも教習所さん、私への特別配慮をしてくれたようです。
教官の数は決まっているので、1:2とか、1:3とかのケースも他をみていると結構あるようですが、必ず私はマンツーマンであたるようにしてもらっていたようで、大変ありがたかったです。

~~~

ある日の教習では、初回教習で私をぼこぼこに凹ませてくれた坊主教官が担当でした。
バイクへのドキドキに加え、教官に対するドキドキも加わる私。

相変わらず言い方はきついのですが、私がある程度バイクに慣れたせいか、初回ほどのインパクトはなく終了。
苦戦していた一本橋(直線の狭いコースを、低速でバランスを崩さないようにして通過する教習項目。幅30㎝、高さ5㎝、長さ15mの橋の上を落ちずに通らなければなりません)も、坊主教官に教わったコツのおかげもあり無事成功。

その日の教習終了後。
坊主ちゃんに居残りを命じられます。
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病院日記 その1

              

このときの怪我の経過確認のため、3日にいっぺんくらい病院に通うように言われました。
病院の受付は平日の9時~16時半まで。
フルタイムで仕事をしている私は、朝遅刻するか、夕方早退するかしかありません。

幸い遅刻しても早退しても給与に影響が出ない身分ではあるのですが、仕事がたまっているのでできれば朝さっさと終わらせたい!
というか、夕方に早退できない可能性のほうが高いので、確実に行けるとしたら朝病院に直行するしかないのですね。

ここの病院、総合病院、救急病院であるために朝から患者さんでごったがえしているのです。
診療開始は9時からですが、7時から機械上で受付予約をすることができます。

ある日、8時半に予約しに行くともう受付番号は「20番」。
待合室で順番待ちをしていると、隣のおばさんが話しかけてきました。
「私、7時過ぎに来たのに、受付番号5番なのよ~。」
うっ、そうなんだ、なかなか厳しい。。
どうやら、近所のお年寄りの方々が先に診察予約をしているようです。そもそも7時に起きている私がかなうわけがありません(苦笑)。

診察開始から1時間ほどまって、ようやく順番がきました。
診察自体は、消毒して、湿布して、ハイ終了。本当の3分診療です。
ここの病院に来る患者さんの中では圧倒的に症状が軽いほうに入るのでしょう、Dr.も看護婦さんも和やかにいろいろ話しかけてきます。
早く会社に行かなきゃいけないんだけどなあ、と思いながらも話につきあう私。
大型バイクネタに食いつくDr.と看護婦さん。
そんなに私が大型二輪免許取ろうとしているのがインパクトあるのか。まあいいけど。

幸い、傷は順調に回復している模様。いよいよ来週、抜糸の許可が出ました。

(次回に続く)

全治10日の診断

              

前回日記からの続き)

あまり病院にいくこともない健康優良児なのですが、今回の怪我はなんと全治10日の診断。
麻酔をかけられ、5針縫い、点滴を打たれその日は帰宅。
18時過ぎに病院につき、解放されたのが20時半。長かった。。。 続きを読む

教習中止になった

              

久しぶりの自動車学校教習日記です。

この日も直線コースでの発進・停止を繰り返し、ようやく所内走行許可がでました。

教官のバイクの後ろについて所内を走行。
所内の直線コースは3速にて、速度35Kmを目指すように言われるのですが、これがまた怖い。。
10数年前の四輪教習時の記憶がかすかによみがえりました。
やはり同じように所内40Km走行を指示されるものの、狭い所内での40Km・・・怖かったなあ~(遠い目)。

今日の指導教官はとても紳士な方(対応も真摯。寒いギャグじゃなく)。
初回の教官とは大違いだなこりゃと思います。どうして同じ学校でここまで差がありますかね。

さてこの教官のおかげもあり、少しばかり半クラッチの感覚もつかみかけたかな~と思っていたところで悲劇は起こります。 続きを読む

してやられた

              

私が通っている自動車学校は1時間に1本無料送迎バスを出しています。
電車や都営バスでいけないこともないのですが、最寄駅/バス停から微妙に歩くこともあり、逃してしまったらタクシーを捕まえていくことになります。

送迎バスを逃してしまったある日のこと。
タクシーを捕まえ、運転手に「●●自動車学校まで」とつげると「あーこれで3人目だよ」とフランクに話しかけてきました。
「この時間は××道路は混むからね~。こっちの道のほうが空いてるよ」とか、明らかに慣れてそうな感じで進んでいきました。
私は通い始めてから間もないこともあり道に詳しくもなく、すでに2人のせてる運転手さんが言うならまあそうなんだろうと大して気にもせずのんびり携帯をいじりながら乗っていました。

わが教習所は配車手続きが教習開始15分前で締め切られます。
この手続きに遅れると原則教習キャンセルの扱いになってしまいます。キャンセル料もとられます。

今日の教習開始は9時。タクシーに乗ったのは8時18分。
普通に乗っていれば15分の距離。
道が多少混んでいたとしても8時40分には着くだろうと思っていました。

ところが。 続きを読む