卒業検定その1です。
その1があるってことはその2もあるのか・・・
と思われた方、正しいです。
そう、案の定?落ちてしまったのであります。。。(泣)
ちゃんちゃん。
・・・失意のあまりそこで終わりにしてもいいのですが、それも記録としてどうなのよ?と思わなくもないので、一応検定の一部始終を書いておくことにします。
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8月某日(月)晴れ 気温33度
11:45 集合
二輪控室に集合。
受験生は私含め4名。私以外は男性です。
みな無言でテキストをみたり、携帯をいじったり、そわそわ検定員が来るのを待ちます。
12:00 検定員登場
N検定員登場。
このN検定員、私、苦手意識ありまくりの方でして。
苦手意識の理由は・・・(ちょっと長いです)
初めてお世話になったのは1段階のみきわめのとき。
本来みきわめの段階では各項目(一本橋・スラローム・S字・クランク・坂道発進・急制動(30km制限))ができているかどうかをチェックするわけですが、劣等生のワタクシはみきわめの時間になってもまだS字クランク、坂道発進の項目が終わってなかったのでした。
教習所によっては、その時間の項目ができていなければ「復習項目」として、教習簿にハンコを押されない(=次の時間もその復習項目をやる)という流れであると思います。実際、私が10数年前に四輪免許をとったときの教習所はそうでした。
ところが我が教習所では、いったん(できててもできてなくても)その時間のハンコはもらえるのです。
とはいえ、当然私のような劣等生は最後のみきわめで不良の扱いになり、何度もみきわめ→不良→みきわめ・・・となるわけです。
正確にいうと今日のN検定員は「みきわめ2回目」のときの担当だったのです。
みきわめ2回目といっても、項目終わってないのですから、実質は新しい項目を新たに習う時間になるはずなのですが、N検定員はろくに私の教習簿をみていなかったようでして、
「はい、みきわめ2回目ね。前回は、どこがダメって言われましたか?」
しょっぱな、そう聞かれたわけです。
いやいや、どこがダメって言われましてもね、全項目終わってないので見きわめもクソもないのですよ・・・よく見てくださいよ・・・
といいたいのをぐっとこらえ、おとなしく事情を説明します。
N検定員、明らかに「なにそれ」って顔をしています・・・
はいはい、どうせ遅れまくってますよ・・・・・・・
そのあと、他の指導員に私の進捗を確認後、教習がスタートしたわけですが、とにかく怖いのです。
関西弁だから余計に?かもしれませんが、淡々と注意するその言い方が威圧感たっぷり(に聞こえる)。
そのあと、2段階のシミュレータのときにも1度あたりました。
初回ほどではなかったのですが、それでも苦手意識は正直残っており。
というわけで、この検定員が入ってきたときに私の緊張は150%増しくらいになったのでした。。。
12:30 コースなどの発表
検定の説明終了、コースと検定順、検定車の発表
・検定順
1番目だけは嫌だなと思っていたのですが、順番は4番目。
ほっとする反面、待ち時間に緊張がさらに高まるということもあり、そわそわ。
1番目の人が12:50開始。コース走行がだいたい10分くらいかかるので、入れ替え時間考慮すると私の順番は1時間後くらいなのですね。
な、ながい。。。
ちなみに検定ではウォーミングアップ走行なく、いきなり試験なので待ち時間に運転して体を慣らしておくとかそんなことはできるわけもありません。まさに一発勝負。
・検定コース
1コースでした。心底ほっとする反面、私1コースしかやってないのに2コースって言われても困るから当然よね、という気持ちもあったり。
・検定車
教習で使うバイクには1~10までの番号がつけられています。
教習の時によく使っているバイクほど、自分の感覚になじんでいるわけですよね。
私の場合は1号車でした。
たまにほかのバイクに乗ると、同じNC750Cなのだけど、車体ごとにクラッチの感覚が違って戸惑うのです。
多かれ少なかれみなそうでしょうけれど、私はそもそも一本橋やスラロームのタイムが足りないこと前提(つまり初めから減点覚悟)で受けているので、不安要素は極力少ないほうがありがたいわけです。
発表された検定車は幸いなことに1号車。
おそらく、私のメイン指導員の方が、「1コース1号車」ということで教習簿に書いてくれていたようなのです(教習簿にメモが貼ってあるのがちらっと見えた)。
なんだか配慮してもらってるのかな~と、ありがたいのだけれどなんだかほかの教習生に申し訳ないような気もしていたのでした。
13:45 検定スタート
検定開始場所へ移動。名前を告げると「落ち着いて頑張ってくださいね」とN検定員。
そんなこといわなさそうなタイプだっただけに、ここでもいくばくかの配慮を感じたのでした(勘違いかもしれないけれど)。
ドキドキしながらバイクに手をかけます。
(検定ではバイクに初めに手を触れてから最後に降車して手を離し終わるところまでが採点範囲になります)
1コースは、踏切→S字→クランク→坂道→スラローム→一本橋→波状路→急制動、という項目順。
私の苦手なクランク・スラロームが初めのほうにあります。
S字を通過し、いざクランク・・・あ、ヤバい・・・接触したか・・・
クランクでのミスをあからさまに引きずり、スラロームへ。
スラローム・・・あ、ヤバい・・・接触したか・・・
ここでも思うようにできず。
一本橋・・・落ちはしてないけど、明らかに普段の教習の時より早いよな・・・
波状路・・・落ちはしてないけど、明らかに普段の教習の時より早いよな・・・
一応、完走はしたものの、もう落ちたことはわかりきっていました。
1時間補講を受けてからでないと、検定は受けられません。
あーあ。もうガチガチだったもんなー。
せっかくいろいろ配慮してもらった(と思う)のになーーー。
なんだか、緊張に思いっきり負けた自分が無性に悔しいのでした。
14:00 結果発表
結果は4人全員が終わってからN検定員から発表されます。
最初に私だけ呼ばれます。
二輪控室の外に出るように言われます。
「どうだった?」と、N検定員。
ええ、まあ、見ての通りですよ・・・という感じでしたが、
「ものすごく緊張してガチガチになってしまいました」というと、検定員も苦笑い。
「普段、一本橋何秒くらい?」
※検定では一本橋のタイムは10秒以上となっており、足りない場合は1秒につき5点減点になります
「10秒出たこともあるんですが・・・平均8秒台でした」
「今日は6秒台だったよ・・・」
練習でも6秒台なんて出したことないです。。。びっくり。
「波状路は?」
※検定での波状路目安タイムは5秒以上となっています
「うまくいくときは6秒とかのときもあったんですけど、ダメなときは4秒7とか8とか・・・」
「今日は4秒4だね、練習の時より一番悪かったみたいね」
といった具合で、普段の半分も力が出せなかった、ということであえなく不合格。
さらには、直線での速度未達も指摘され。
直線道路35km指定速度や、急制動の40kmは出ていたようですが、そのほかの道路でももっとメリハリのある運転をしないとダメだと。
「2速のアイドリングみたいだったからさ」
せっかく大型二輪をとるのだから、原付のような運転ではね、ということで。まあごもっともなのです。
さらには緊張のあまり、確認作業(ミラー確認のほかに目視での確認を検定員にわかるようにやらないとダメなのですね)でも減点をされていたというなんとも勿体ないことになっていたのでした。
受付で補講の予約をとるように言われ、控室に戻ると、他の3名の合格発表が。
わかっちゃいたけど、結構きついなー。自分だけトボトボ帰るというのは。。。。
補講の予約は1週間後。
クランク・スラロームをもっと自信持ってできるようになること、一本橋・波状路のタイムをもう少しのばすこと・・・指定速度のない直線でのメリハリのある運転・・・
結構、合格までの道のりは遠いような気がして、しょんぼり家路に向かうのでした。。。
補講編に続く。