前日の教習で自信を喪失したまま、重い足取りで二輪控室に向かいます。しかも、あいにく天候が微妙で今にも雨が落ちてきそうな感じで、重い心をさらに重くするのでした。
- 二輪控室にて
今日は日曜日なので検定受験生が多いようです。
前回は4名でしたが今回は私入れて6名です。
少し早く控室に着いてしまったので人間観察を(笑)。
エントリーNo.1 Aさん(50代前半男性)
エントリーNo.2 Bさん(10代後半男性)
エントリーNo.3 Cさん(30代後半男性)
エントリーNo.4 Dさん(20代前半男性)
エントリーNo.5 Eさん(10代後半男性)
私以外の受験生はこの5名。
AさんとBさんは教習で何度か一緒になったことがあったようで、親子以上の年が離れているにもかかわらず仲良く話しています。
どうもBさんは自動車整備の専門学校に通っているらしく、四輪の免許を取ってすぐ、大型二輪の免許を取りに来たらしい。
お二方とも、私は初対面でした。
一方CさんとDさんとは、シミュレータで一緒になったことがありましたが、お互い話しかけるでもなく。
Eさんは私と背格好はさほど変わらない感じの、男性としては小柄な方でした。こちらも初対面。
ということで、検定員を待つ二輪控室では、AさんとBさんが話す声だけが聞こえています。
しかもこのふたり、声でかい。。。。まあ、気がまぎれるというものですな。
- 検定員登場
今日の検定員はWさん。
そう、私が第1段階の教習で怪我をしたときの担当教官でした。
この方は前回のNさんと違って緊張感はほとんどないのでそこはほっとしました。
前回同様、検定の説明があり、最後に検定順とコースが発表されます。
以前のエントリーでも書いてきましたが、私はまともに2コースを練習していません。
前回の検定時に、私の教習簿に「1コース1号車」とメモ書きがあったことをみていましたので、コースは1コースだろうと高をくくる私。
し、しかし。
まさかの2コース。。。。。
焦る私。
走行順は5番目。
ちなみに、6番目の方は小柄なEさんで、なぜか彼だけ教習車をNC750Lではなく、以前の教習車、CB750にてやるそうです。
私が教習所に入学したのが5月ですが、確かちょっと前(4月かな?)から我が教習所でもNC750Lに変わったようです。
想像するに、EさんはCB750で教習を受けていたに違いない。
私は一番初めの引き起こしの時しかCB750には触れていないので、乗った感じがどうかはわからないけれど、NCのほうが軽くなり乗りやすくなったというのは聞いていました。
NCでも十分重いじゃないかと思っていた私にとっては、CBの頃に入学しなくてよかったと思ったもので。。。
そして検定車は私の愛車1号車。
当日、10号車から変更になったらしい。事情は分かりませんが。。。
ほっと胸をなでおろしているとDさんが質問を。
「教習の時に、1号車は乗るなって言われてたんですが、大丈夫ですか?」
・・・それはねDさん。
もしかして、私と同じ時間に教習を受けていた時にいわれたのではないですかね?
私が1号車に乗れるように、ほかの教習生にとられないように、教官が配慮してくれていたところがあったのですよね(通常バイクのカギは刺しっぱなしで置いてありますが、私の教習の時は担当教官がカギを持っていた時がありました。。。)
そのほかに、あれこれAさんが検定員を質問攻めにしていました。
前回の時は4人ともだまーーーーって聞いていたこともあり、ピリピリした空気感でしたが、今回はなんとなくAさんのおかげで控室の雰囲気が和むというか、緊張感が少し緩んだような気がしたのでした。
- 待機中
待ち時間にすべきことは、2コースを必死で覚えることでした。
コースを間違えても減点にはなりませんが、正規コースに復帰するまでの時間が余計にかかりますし、もちろんその間も採点の対象になります。
何よりコースを間違えないように不安を持って走ることで、合図や確認のし忘れなど余計な減点項目が出来そうで・・・。
そんなこんなでコース図とにらめっこしている私。
そこに走行順1番で、緊張感から解放されたAさんが戻ってきました。
どうやらAさんは自宅が北海道にあり、単身で東京に来ているらしい。
すでにバイクはハーレーを購入しており、北海道に戻ったらすぐに乗れるので楽しみだといっていました。
私は卒検合格前にバイクを購入する勇気はなく・・・この辺の話はまた別途書きます。
とにもかくにも、緊張をほぐす、たわいもない話ができたことはとてもありがたかったのでした。
- 検定本番
さて、いよいよ私の番。
昨日さんざんできなかったクランクを通るときは本当に緊張しました・・・慎重に、慎重に通りました。
「明日はできるよ」という、昨日のY教官の言葉が真実になった瞬間でした。
一本橋、スラローム、波状路、急制動。
とりあえず、検定中止にはならずにすみ、無事に完走。
タイムはわかりませんが、あとは発表を待つのみです。
望みをつないで、二輪控室に戻ります。
結果発表編に続く。